ネックレスについて、「デザインは気に入ったのに長さがイメージ通りでない」ということはありませんか?人によって首の太さや長さは違い、より魅力的にネックレスをつける為には、ここでの長さ調節が必須。
ネックレスの長さ調節としては、何種類かのパーツが用いられ、多くのネックレスに付けられています。
ここからは、ネックレスの長さ調節について、長さによる印象なども含め、ご紹介します。
また、ネックレスは長さによって名称も異なります。
気になる方はこちらの記事も読んでみてくださいね!
Contents
ネックレスの長さを調整するには
アジャスターとは
アジャスターとは、ネックレスやブレスレットの長さ調節の為の金属パーツのこと。
Adjust(アジャスト)=調整 から来ています。
長さ調節のバリエーション
アジャスタータイプ
アクセサリーの先にアジャスターが付いたタイプ。アクセサリーにおいて最もよく見かけるものです。
アジャスターは粗めのチェーン状で、どのチェーンにも引き輪(ネックレスのフックとなるパーツ)を掛けることができます。
その為、アジャスターの範囲内であれば、長さの調節が可能となります。
アジャスターカンタイプ
アジャスターカンとは、アクセサリーの1番端と、その少し下の2箇所に、引き輪を掛けることのできるカン(丸い輪状のパーツ)が付いているタイプ。
短くする場合は、両方のカンに引き輪を通したままダルマカン(引き輪と対になる留め具パーツ)にも引き輪を通します。
2段階の調節ができます。
スライドタイプ
引き輪パーツの付いたボール状のパーツ(スライドボール)が、アクセサリー本体のチェーンに付いているタイプ。
ボールをチェーン上でスライドさせて長さの調節をします。ボールの中にシリコンが入っており、ストップ機能を果たしています。
このタイプは、調整の幅にかなり自由が効きます。
長さ調節できないタイプ
アジャスターがないタイプ
ネックレスチェーン本体が引き輪に通らない大きさであり、アジャスターがついておらず直接引き輪とダルマカンが付いているタイプ。
引き輪を掛けるカンがひとつしかないので、調整不可です。
クラスプタイプ
クラスプとは、パールネックレスなどによく見られる留め具のこと。引っ掛け式やねじ式などバリエーションがあり、クラスプ自体に装飾が施されているものが多く見られます。
留め具は左右どちらもアクセサリーに直接付けられている為、長さの調節ができません。
DIYで長さ調節
一部のネックレスは、パーツと道具さえ揃えば、自身で長さを変えることができます。
長くする場合
用意するもの
- ヤットコ
- アジャスター
- 丸カン
手順
- ヤットコで丸カンを開く。
- 長くするネックレスのアジャスター端と延長アジャスターを丸カンで繋ぎ、丸カンを閉じる。
※アジャスターなしタイプのネックレスの場合は、ダルマカンと丸カンを直接繋ぎ、延長アジャスターを付けます。
短くする場合
用意するもの
- ニッパー
- ヤットコ
- 丸カン
- カシメ
- アジャスター
手順
- ニッパーを使い、好みの長さにネックレスのチェーンを切る。
- チェーンの目が荒い場合は切った端とアジャスターを丸カンで繋いで完成。
- チェーンが小さく丸カンが入らない場合は、チェーンの端にカシメを付け、ヤットコでカシメを潰して接続する。
- カシメに丸カンを付け、アジャスターを取り付けて完成。
DIYは専門店へお直しに出すよりも費用がかからず、作業自体も比較的簡単です。
ただし、パーツに傷がついたりカンが歪になる可能性がある為、大切なものや高価なものは避けましょう。特に短く切ってしまった場合、修復は不可能です。
また、クラスプタイプなど自身で加工できないタイプのものもある為、慎重に。
ネックレスの長さ調節方法についてご紹介しました。
ネックレスは長さによって、身につけた方の印象をも変えてくれます。購入の際には、長さ調節の可否や調節幅に関しても確認しておくと良いですね。
簡単なDIYにも慣れておくと、応用が効いて便利です。